Qちゃんからの手紙がある。(参加者のみにお見せします)
Qちゃんの手紙を手掛かりに、Qちゃんの周辺のだれかになって、そのだれかの目線でQちゃんのことを喋ってみる。
それを最後に発表してみます。
参加者のみなさんそれぞれの生むQちゃん、発表を観たみなさんに生まれるそれぞれのQちゃん。Qちゃんを生んでみよう。
ということから、表現のことを考えてみたいです。
私は文章をかきます。
そのときに私にしかできないことばをつかった表現とは、みたいなことを考えます。
家族、生きている時代や土地、出会う人、テレビ、本、映画、歌、そういった外の私を取り囲むものからほっといても入ってきていることば。産まれたときから他人に与えられることば。そのことばを頭の中でこねくりまわし、並べかえて、文章つくって、それがときどき呪縛されているような、窮屈なような、そこから逃げたいような気持ちになります。だけどことばをつかう以上その呪縛から逃れられません。確かにその外からはいってきたことばたちが私の表現をつくってはいます。しかし、それだけが全てじゃない。その呪縛のなかにいる「私」って、みたいなこともQちゃんのことを喋りながら考えられたらいいと思っています。うまくいくか不安ですが、いびつでも、考えて、みなさまの表現のすこしでもなにかになれたらと思っているところです。
【講 師】市原佐都子(Q)
【日 時】2016年10月1日(土) 14:00~18:30
【日 時】2016年10月2日(日) 14:00~18:00
交流会:10月1日(土) 19:00~21:00
※交流会のみの参加OK
発表会:10月2日(日) 19:00~
※一般公開、申込不要、入場無料
【会 場】せんだい演劇工房10-BOX box-2
【対 象】俳優又は劇作に興味のある高校生以上
※18歳未満の方は保護者の方の同意が必要
【参加費】5,000円(交流会参加費込み)
見学:500円、交流会500円
【定 員】8名(先着順)
※予定人数に達し次第締め切りといたします
市原佐都子/いちはらさとこ 劇作家・演出家・Q主宰。福岡県北九州市出身。桜美林大学で演劇を学ぶ。卒業後、Qを旗揚げ。その後コンスタントに公演を重ね、芸劇eyes番外編God save the Queen、F/T13公募プログラム等に選出される。戯曲『虫』で第11回AAF戯曲賞受賞。またプレイヤーとして、クリウィムバアニー、劇団サンプルに出演。2016年文芸誌「すばる」にて小説『虫』を発表。 >>>「Q」ホームページ >>>Q『プール』『地下鉄』『虫』ダイジェスト >>>過去のインタビュー記事
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